平成20年度国内視察研修会報告

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平成20年度国内視察研修会報告

投稿日:2008年9月12日(金)

開催日時 平成20年8月26日(火)~27日(水)
視察先 株式会社神戸製鋼所 大安工場(三重県いなべ市)
宿泊先 エクシブ鳥羽アネックス(三重県鳥羽市)
参加人数 23名

初日は早朝から加古川をバスで出発し、2月に開通した新名神高速道路を通って、まず、滋賀県甲賀市信楽町において陶芸を体験しました。狸の置物で有名な信楽焼ですが、当日は狸の持ち物の由来や窯の説明も受け、陶芸体験では狸の置物を造るグループと絵付けするグループに分かれ、各自思い思いの製作に力が入っていました。

昼食は桑名市内で蛤料理に舌鼓を打ち、その後、三重県いなべ市の株式会社神戸製鋼所大安工場を見学し、砂型鋳造・油圧鍛造・テクニカル鍛造等の工程や新しい分野への取り組み等について同社担当者による説明を受け、工場内での生産工程を見学しました。

同工場は国内有数のアルミの鋳造・鍛造に優れた技術を持つ環境に優しい工場として、三重県の支援を受けながら1995年に名古屋市内からいなべ市の工業団地に全面移転し、規模では加古川製鉄所には及ばないものの、一品一品を丁寧に手作りしているイメージでの技術には素晴しいも のがありました。

また、航空機部品を中心にいっそう高度化するニーズに確実に応えるため、軽量化・強度化の充実を図っている同工場では、更なる軽量化を目指し、アルミだけではなくマグネシウム等の他の材質を用いた製品開発にも力を入れており、その研究開発体制にも目を見張るものがありました。さらに生産工程の見学では、最大8,000トンのアルミ鍛造用の油圧プレス機での生産工程に参加者一同感心していました。

工場見学を終えた一行はその後バスで移動し、鳥羽市内のホテルで1泊。翌日はゴルフ組と観光組に別れての行動となりましたが夕刻にに合流し帰路に着きました。