加古川異業種交流会は、会員間の業種の垣根を越えた交流を図ること等を目的としています。
投稿日:2010年6月14日(月)
開催日時 | 平成22年6月9日(水) |
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開催場所 | 茨城県方面 |
出席人数 | 11名 |
毎年恒例の国内視察研修会が6月9日から茨城県方面において開催されました。この度は、今年3月に開港し4月から神戸空港との間で定期便が就航されている茨城空港を利用しようと、スカイマーク機に搭乗し、この日はほぼ満席の状態で、当初懸念されていた利用率はクリアされているように思われました。
茨城空港は航空自衛隊百里基地と隣接しており、戦闘機の離着陸訓練の轟音が響き渡る中、到着後は客室乗務員がターミナルで機内預け荷物の案内を行ったり、折り返し便の搭乗手続き等の作業も行っており、格安料金設定のためのコスト削減への努力が見えました。
また、茨城空港自体もローコストへの努力を行っており、滑走路1本で誘導路も無く、着陸後は滑走路をUターンしてターミナルに向かい、駐機場を旋回するように進入し、ターミナルに向かって斜めに駐機します。これにより、出発時に航空機は自走しながら方向転換できるため、プッシュバック作業が不要となり、人員・時間も併せて削減できるようです。ターミナル内は見学者が非常に多く、売店も売り切れ続出で、地元の関心の高さが見えました。
茨城到着後は日本三大庭園の一つである偕楽園に立ち寄った後、宇宙航空研究開発機構(JAXA)筑波宇宙センターを視察しました。当センターは1972年に設立以来、宇宙開発の最先端分野の研究・開発・試験が行われており、センターの紹介ビデオを視聴した後、本物のロケットエンジン、国際宇宙ステーション内の「きぼう」日本実験棟の船内実験室、月周回衛星「かぐや」の実物大の試験モデルを見学し、その後、「きぼう」を24時間体制で監視・制御し、宇宙飛行士との交信やNASAをはじめとする各国との連絡をおこなっている運用管制室を視察しました。
運用管制室は非常に高いセキュリティ区分で管理されており、事前登録や当日の本人確認等、厳重な管理のもと視察することができました。翌日は関東の名門、大洗ゴルフ倶楽部でゴルフプレーを楽しむメンバーもおり、梅雨前の晴天の中、全員無事加古川へ帰ってきました。